cozy living 清宮佑美の心地良い暮らし vol.2
完成したばかりの清宮佑美の自宅をSELSEAが独占初公開。自然と調和した、空間全体がアートのような家を、3回に渡る連載形式で紹介する。連載第2回目は、家の随所に配置されたこだわりのグリーンをピックアップ。存在感たっぷりのグリーンがアート代わりとなり、自然の息吹を大胆に感じられるのもこの家の大きな魅力となっている。
監修はすべて、プラントハンターの西畠清順氏によるもの。西畠氏とはサーフィンを通じて距離が近くなり、今ではファミリートリップに出掛けるほどの仲。夫婦の好みやライフスタイルをよくわかってくれている。美しさと心地良さは大前提に、目隠しとしての役割や部屋を広く見せるといった視覚的効果もふんだんに盛り込まれた、素敵な植物たちに注目してみよう。
朝陽がたっぷり差し込む東南向きの寝室。そこからつながるテラスには、家を建てる際に夫婦が一番楽しみにしていたというガーデンが。瞑想のできるサンドストーンを中心に、グラウンドカバーとしてヒメツルソバを敷き詰め、他の植物はワイルドかつバランス良く配置。起きて一番に太陽を浴びたグリーンが目に飛び込む、気持ちの良い環境。
リビングダイニングのテラスはできる限りシームレスに設計し、よりアウトサイドリビングの良さが味わえるようになっている。眺望を隠しすぎない絶妙なグリーンの配置により、生活に豊かさがプラスされ、1日中いても苦しくないような家に仕上がった。
家にあるすべての植物がダイナミックで大きい理由は2つ。ひとつひとつのグリーンの存在感を際立たせたかったことと、大きいとより植物の表情がわかるから。そこに宿る生命を感じられると一緒に暮らしている感覚が強くなるため、水を与えるのもケアするのも決して作業にならない。海やキャンプなどから帰宅しても”自然との一体感”を感じていたいという想いから生まれた、自然を愛する2人ならではの発想だった。
テラスだけでなく、階段の小窓やエントランスなど、余すところなくグリーンをたっぷりあしらった。ちょっとした空間や少しの隙間でもグリーンが眺められると、癒し効果は絶大。部屋の中外、どこからでも自然を堪能できるように計算されているのがわかる。
次回は、サーフボードストックやシューズルームなどとして機能する、まるで撮影スタジオのように広々としたガレージとその周辺をご紹介。サーファー、ファッション好き、建築好きは必見!